わいえむねっと

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2003/06/23 Mon
寝付けぬ夜。
窓から差す街灯の明かりでぼんやりと明るい部屋の天井を見上げ、ただ溜息を繰り返す。
夜の町はひたすらに静かで、部屋には冷蔵庫の駆動音だけが響いていた。
ふと、冷蔵庫の音が止む。
静寂が部屋を支配する。
静寂?いや、違った。
発砲スチロールをこすり合わせるような音がかすかに響いていた。
「ああ、下駄箱の上に積んである発泡スチロールトレイが動いているんだな」そんなことを思う。
「奴らがそこにいるから」 うんざりとした表情で部屋の電気をつける。
音が止む気配はない。
おもむろに、ガスを撒く。
戦線を離脱する兵の姿はない。何も考えず、ただ、ガスを撒きつづけた。
・・・やがて。ぼとりと、何かが落ちた。
その何かに向かって、ひたすらにガスを撒く。
それは、初め苦しそうにしていたが、やがてもんどりうちながらも姿をくらました。
「・・・逃げられたか」
抑揚のない声でつぶやく。
後に残されたのは、先ほどの何かとは別の小さな死骸が一つ。
逃がしたことは失策だった。だが、今はただ、部屋に静寂で戻ればそれでいい。
明かりを消し、部屋は、また街灯の明かりだけが差す空間に戻る。
再び動き始めた冷蔵庫の音を聞きながら、今度こそ、眠りに落ちていく・・・。 げんなり。 雑務ばっかしてた気がする。 まーたーでーたー。 使うことをためらっていた、設置型捕獲兵器の使用を認可。
『ちびっこホイホイ』て名前の小型の奴なんですけど、名前は萌えますが中に入る奴らにはちっとも萌えません。どうにかして下さい。 本日の撃墜数:☆☆
「外界から遮断された『家』という空間の中に、外界の存在であるはずの『虫』が闊歩することが嫌悪を生むわけであり、彼らの存在を『家』の中に認めてしまえば、嫌悪は消えるのではないだろうか。そうすれば、駆除はただの日常の作業になるのでは?多分、それが慣れるということだ」
「人はなんでも日常にしてしまえるんだな」
そうつぶやいた彼は、どこか悲しげだった。