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2003/06/23 Mon
うんざりとした表情で部屋の電気をつける。
音が止む気配はない。
おもむろに、ガスを撒く。
戦線を離脱する兵の姿はない。何も考えず、ただ、ガスを撒きつづけた。
・・・やがて。ぼとりと、何かが落ちた。
その何かに向かって、ひたすらにガスを撒く。
それは、初め苦しそうにしていたが、やがてもんどりうちながらも姿をくらました。
「・・・逃げられたか」
抑揚のない声でつぶやく。
後に残されたのは、先ほどの何かとは別の小さな死骸が一つ。
逃がしたことは失策だった。だが、今はただ、部屋に静寂で戻ればそれでいい。
明かりを消し、部屋は、また街灯の明かりだけが差す空間に戻る。
再び動き始めた冷蔵庫の音を聞きながら、今度こそ、眠りに落ちていく・・・。