- 2003/07/05 Sat
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駅から部屋へと向かう帰り道。日付も変わってしまった帰り道。
そんな帰り道で、彼と出会った。
小柄で、色黒な。そんな彼に。
僕が立ち止まると、彼も立ち止まった。
沈黙が、流れる。
「やぁ。こんな遅くに、散歩かい?」
沈黙を破ったのはこちらから。
だが、彼からの返事はない。
ただ、僕も彼もその場に立ち尽くしていた。
暗がりでただ、立ち尽くしていた。
なんの気なしに一歩、彼に踏み出す。
と、それまでじっとこちらを伺っていた彼が駆け出した。
「あ・・・」
引き止める間もなく、彼は暗がりから暗闇へと。
その場に残された僕は、行き先を失った彼を引き留めようと伸ばした手で少し頭をかき、ちょっとため息をついて、また、部屋へと歩きだした。
・・・なんかもう、地域で多いんじゃないすかね?(泣)
明け方までうだうだと。
昼頃にぐんにょりと。
夕飯時もとうに終わったような時間に、なんとはなしに散歩に出てみた。
駅のある南側ばかりが行動範囲になっていたので、ちょっと北側を歩いてみる。
北側へ歩くとすぐ自衛隊の敷地なのだが、歩いてすぐにぐるりと回れてしまうほど狭かった。
習志野のとはえらい違いだなとか、そんなことを考えながら、さらに北へと。
「あ、ヤマザキショップだ」
ちょっとした発見。
知らない場所を歩くのは、そういったことの連続でとても好きだ。
知らない場所が知っている場所になっていく感覚。そんなものに胸を躍らせながら、あてもなく歩く。
「さて、そろそろ戻るか」
小一時間ほど歩き回って、部屋に戻ることにする。
と。
「・・・雨?」
そういえば。
「洗濯物―――――!?」