- 2002/05/09 Thu
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メトロノームのように正確に、夜の校舎に奴の足音が響く。
イージーなミスでも命取りになるこの状況が、逆に俺を冷静にした。
ドアを背に息をひそめ、足音に意識を集中する。
強靱な肉体を持つとはいえ、奴が人であることに変わりはない。
化物や怪物などではない。勝機は十分にある。
月の明かりもささない教室の中で、聴覚だけを頼りに奴との距離を計る。
間合いはこちらの方が狭い。隙を与えずこちらの間合いに持ち込まねばならない。
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