- 2019/03/28 Thu
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本日は山崎製パン株式会社 第71回定時株主総会。
前回は朝帰りした当日で行く気力がなかったので、2年ぶり。質疑応答メモ
No.231
- 「消費期限を延長して取扱拡大」とあったが、どのようにして延長したのか?防腐剤を増やすなどしたのか?
- 昨今の廃棄ロスの問題を受け、消費者庁から期限の設定について基準が示されたことで延長されたもの。特に製品が変わったわけではない。
- 今までは購入してから消費されるまでのマージンを設けた、実質「販売期限」だった。
No.506
- 昨年、監査法人の交替をお願いしたが、どうなっているのか。替えていただきたい。
- 問題は見当たらない。
No.725
- 今回、株主に対してはイーストフードと乳化剤に対する説明があった(※1)が、一般には「イーストフード、乳化剤不使用」を謳っている(他社の)製品が優れているという認識がある。誤解を解く必要があるのでは?
- 業界内で、適切な表示についての自主ルール作りを忍耐強く進めていく。マスメディアでの反論の必要性は認められない。
※1)以下の記事の内容。山崎製パン | イーストフード、乳化剤不使用」等の強調表示について
http://www.yamazakipan.co.jp/oshirase/0326.htmlイーストフード、乳化剤不使用」等の強調表示のある食パンや菓子パンは、イーストフードや乳化剤と同等同質、あるいは同一の機能を有する代替物質を使用して製造された食パンや菓子パンであり、添加物表示義務は回避できますが、実際はイーストフードや乳化剤を使用して製造された食パンや菓子パンと何ら差のあるものではありません。「不使用」強調表示がされている食パンや菓子パンが、食品安全面、健康面で、あたかも優位性がある商品のように誤認される恐れがあり適切な表示とは言えません。No.836
- 危機管理について、どのような取り組みを行っているか?異物混入やバカッター問題(※2)など。
- 地震対策としては、工場の機材を床に固定する対策を進めている。実際に熊本地震でも問題なかった。「地震に対しては自信がある(会場笑い)」。
- バカッター問題については、そのようなことが起きることのない社風をつくるしかない。研修や5S活動、なぜなぜ改善など取り組んでいる。
- 広い意味でマーケティングの取り組みについて聞かせて欲しい。CM戦略など。
- メインは主婦層をターゲットとしており、CMの人選もそれを意識したものになっている。ランチパックは剛力彩芽さんに7年間担当していただいたが、今年のニューイヤー駅伝にあわせて山﨑賢人さんを新たに起用した。交代の事由については、この場では控えさせていただく。
※2)質疑応答の中でバカッターという言葉が使われていたわけではないです。メモの上での意訳。No.678
- 社会貢献についてはどう考えているか?
- 今後も続けていく。自身(※社長)としては、社会貢献ではなく、「あるべき姿の実行」と捉えている。会社はそれを応援してくれている。
No.785
- 小麦アレルギーについて対策は行っているか?
- 工場内で混入しないよう対策は行っている。
- 小麦不使用の商品について今のところ予定はないが、要請があれば検討する。例えば、妊婦に必要な葉酸を添加した製品は医師から要請があり製品化した。
- コンビニの成人向け雑誌について、対応は行わないのか?
- 女性客の増加や東京オリンピックによる海外客を見据えて、販売中止を進めている。3月より直営店から順次、8月までに全店で対応する予定。
No.736
- ランチパックは危ないと言われているが、どのように考えているか?
- 先ほどの「イーストフード、乳化剤」の話と同様。
- 社長が高齢のため、何かあった時心配。
- 後任の人事が大事であることは承知している。ヤマザキの精神を持った人であることが重要。
お土産
前々回とまぁ似たような感じ。
パンが10個以上入っていたこの頃に比べると、少し寂しいですな。