- 2003/05/28 Wed
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「君は一昨日言ったよな？」
「言った・・・かも知れない」
「言ったさ。君はこう言ったぞ？『液晶を買ってMT-8617Eをサブにしたい。金はない』と」
「・・・言った。確かに」
「そう。君は言った。『金はない』。そうだよな？」
「はい。ないです」
「ないんだよな？」
「・・・はい」
「じゃあ、さっきのはなんだ？」
「気がついたら注文ボタンを」
「馬鹿か、お前は！？いや、馬鹿だろうけど！金ないのになんで液晶ディスプレイなんか買ってるんだ！EIZOの！」
「しょ、衝動にかられて」
「黙れ、この馬鹿！！」
「だって！！定常的に在庫があるわけじゃない再生品が！！たまたま目の前にあったんだ！！しかも欲しかったL465だけが！！」
「運命とかそういう言葉なら聞きたくはないぞ。それに、そんな詭弁を聞かされたら多分私は君を殴る。そんなことよりも重要なのは、いくら再生品だからといっても君はそれを諭吉三人と引き替えにせねばならないということだ。そして、君の目の前にいる彼らは一体君のなんだ？」
「・・・来月のセイカツヒ」
「・・・」
「・・・あはは」
「・・・サヨウナラ」
「待ってよ！！助けてくれないの！？助けてよ、姉さん！！」
「うるさい黙れ！！離せこの馬鹿！！」
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